自分で考え・自分で感じることをしているか?自分の命を生きているか。

こんにちは、安田直子です。エッセンシャルオイルの実践方法には目的に合わせて大きく2つに分かれています。

リラクゼーションのイギリス式

  • 香りによるリラックス効果・気持ちよさを目的とする
  • 嗅いだり、焚いたり、エッセンシャルオイルを希釈して(薄めて)マッサージしたりする
  • 日本での普及率が高く、一般的に言われているアロマセラピーと言えば、このイギリス式
  • このグレードのエッセンシャルオイルは、一般に手に入りやすい

変化を求めるフランス式

  • 具体的な変化を目的とする
  • 嗅いだりマッサージに使うことはもちろん、直接塗ったり、飲んだりもする
  • エッセンシャルオイルの成分を利用した、よりメディカルな使い方
  • このグレードのエッセンシャルオイルは、手に入りにくい

こうして並べてみると、どちらにもメリット・デメリットがありますね。リラクゼーション重視のイギリス式も手軽で良いですし、メディカル重視のフランス式も素晴らしいですよね。

私が信頼して使っているエッセンシャルオイルは「フランス式」の使い方ができる、グレードの高いオイルです。

フランス式の使い方のできるグレードのエッセンシャルオイルは、全世界のオイルの「2%程度」と言われています。

変化を目的としたフランス式の高品質のオイルは、もちろん!、イギリス式のリラクゼーションとしても使うこともできます。

リラクゼーションのその先に進めない(ジレンマ)

日本で多く普及しているアロマセラピーは「イギリス式」という使い方です。目的は「リラクゼーション」です。ベースオイルに希釈したり、アロマポットにたらして「香りを楽しむという目的」です。

私は日本にあるアロマの団体のアロマインストラクターとアロマセラピストの資格も取ったのですが、まさにこの「イギリス式」という使い方でした。

私は当時、とにかく無知で考えなしだったんですね。「日本にある大きめの団体のアロマセラピスト資格さえ取っていれば、ひとまず良いでしょ!」と思ったのです(こりゃひどい)

「とりあえず」資格を取ったような状況なのでした。

自分で考えることをせず、自分の感覚を使うことをせず、「名のありそうなトコの資格を取っとけば、良いでしょ〜」という安直な選択でした。

そこから15年以上、アロマセラピストとして仕事をしてきました。お客様からは喜びのお声を頂戴するようになり、リピーターさんもついていただいてありがたく、忙しい日々。。

しかし私は、悩み始めました。

「あれ、お客様をバツグンに変化するサマを見ることができない」という大きな壁。

習った通り、1%に薄めてキッチリやっているのに。いや、お客様にはまずまず喜んでいただいているようにも見えるけど、自分が納得できない。

もっと変化しないの?アロマってもっとすごそうなんだけど。あれ。こんなもの?

でも、よく考えてみました。そしたら、その資格そのものの目的が「リラクゼーション」だったのです。その先に行くことはできないのです。リラクゼーションが悪いわけでもないし素晴らしいことなんだけど、そもそも、目的がリラクゼーションなんだもの。

がくーーーん。

これも、私が「自分でしっかり考えなかった・自分の感覚を充分に使うことをしなかった」からこそ…ですね (;´д`)

アロマセラピーの法律は、存在しない

アロマセラピーを直接取り締まっている法律というのは、そもそも存在しないのです。

「アロマセラピーの法律」というものが、存在しないのです。(「関連法規」ならあります)

日本にはアロマの協会がいくつかありますが、それはあくまで各団体(民間団体)が定めている定義であり、それ自体は法律ではありません。

アロマセラピーを、リラクゼーション手段にする目的である事も多いと思います。

日本では、アロマと言えばマッサージオイルに薄めて使ったり、アロマポットで焚いたり・・という「イギリス式」がほとんどなので、直接塗ったり飲んだりと聞くと「えっっ!?」と驚かれるかもしれませんね。

エッセンシャルオイルの位置づけ(メーカーにより異なる)

フランス式として「直接塗布」「飲む」グレードの精油は限られており、エッセンシャルオイル全体の2%程度と言われています。

各メーカーさんにきちんと確認した方が良いです。確認できない場合は、ボトルに100%ピュアと書かれていても、直接塗ったり、飲んだりしないようにしましょう。

多くのエッセンシャルオイルは、日本の法律では「雑貨」として販売しています。

ヤングリヴィング社のオイルは「化粧品」の認可を取っており、塗布を前提にして製造・販売しています。また、一部のエッセンシャルオイルは「食品」として(食品に香りを添加して飲用する食品添加物として)販売しています。

自分なりの基準を持つ

アロマセラピーの考え方は色々あります。ひとつではありません。

自分がどういう目的でエッセンシャルオイルを使うのか。何を基準にして、自分は選ぶのか?

自分の基準を持つことが大切だと思います。